皆さんこんにちは。
愛知県豊橋市を拠点に、東三河地区や静岡県西部で戸建て注文住宅の建築やリフォーム・リノベーション、増改築工事などを手掛けているBooker's Home(ブッカーズホーム)です。
サンルームは、ちょっとしたお茶やブランチができるなどくつろげる居場所ともなれば、洗濯物干し場として使えるなど、実用的な面も魅力です。
ただし実際にサンルームをつくった人からは、「失敗した」「後悔した」という声があがっているのも事実。
そこで今回は、サンルーム設置のデメリットやその対策を紹介します。メリットだけでなく、弱点になりがちなポイントもきちんと知っておくことで、失敗しないサンルーム設置をめざしましょう。
■後悔しないために知りたいサンルームのデメリット
まずは具体的に、どんなデメリットが挙げられているのか見ていきましょう。
・洗濯物が乾かない場合がある……?
サンルームは太陽の光が差し込み暖かくなるので、洗濯物を干すのにうってつけ。
ただし、必ずしもそうでない場合もあります。
というのもサンルームはガラスで密閉された空間で、風の出入りがないため、通気が悪くなりがち。想像していたよりも乾くのが遅い……とがっかりする方もいらっしゃいます。
洗濯物が乾くには、濡れた洗濯物に含まれている水分が空気中に蒸発しなければなりません。この蒸発をうながすためには、空間の湿度を低くしたり、通気性をよくする必要があります。
⇒対策POINT
特に梅雨時など天候の悪い時期は、サンルーム内の湿度は高くなりがちです。
そのような場合は、こまめな換気で通気性を良くして風の流れを生みつつ、サンルーム内の湿度を下げるのが有効です。
また除湿機を使って湿度を下げたり、サンルームの窓を開け放して空気の流れをつくりましょう。
雨が降っていて窓を開けにくい場合は、扇風機もおすすめですよ。空気が循環して、洗濯物が乾きやすくなります。
・断熱性能が低くて夏場は暑い……?
サンルームはガラスで囲われた箱のようなものなので、夏場は暑くなるのは事実。
昨今の異常気象とも言える気温で、長時間にわたって窓を開けずにサンルームで過ごしていると、内部に熱気がこもり、熱中症の危険を感じるほど……という意見もあります。
冬場は日差しをたっぷり取り込めるため、日中は暖かく過ごすことができますが、夜間はガラスを通じて室内の暖気が外に逃げ、厳しい冷え込みに悩まされるという声も。
⇒対策POINT
そんな悩みを解消して夏も冬も快適に過ごすためには、断熱性や遮熱性の高いガラスをサンルームの屋根や壁に使うのがおすすめです。
最近はガラス自体の性能がアップしており、さらに熱線を吸収する素材も登場しています。
加えて、サンルームの内側に遮熱と断熱ができるフィルムを施工すれば、より高い効果が期待できます。
ちなみにオーニング(シェーディング)を取り付けると、夏場の日差しを遮ることができるだけでなく、おしゃれな雰囲気を演出できますよ。
・掃除などのメンテナンスが大変……?
ガラスで囲われたサンルームは、雨やほこりで汚れやすいというデメリットも。
頻繁に掃除するのが面倒……という悩みもよく聞きます。
とりわけ屋根は脚立を使わなければ掃除ができず、足場が安定しないも心配ですよね。
手作業で水拭きや乾拭きをする方法もありますが、さすがにそれは大仕事。
デッキブラシを使う方法もありますが、ガラス部分にキズをつけてしまう可能性もあります。
⇒対策POINT
おすすめなのは、高圧洗浄機で定期的にお掃除をすること。
高圧洗浄器とは、圧力を加えて水を吹き付ける掃除用器具のことで、手作業では落としにくい汚れでもラクに落とせます。
高圧洗浄機はプロ御用達……というイメージがありますが、実はホームセンターなどで数万円で買うことができます。
高圧洗浄機があれば、サンルームだけではなく窓や網戸、ベランダやバルコニー、玄関前や駐車場の掃除にも使えて便利ですよ。
ただし水流の勢いがあまりに強すぎると、時としてダメージを与えてしまうことがあるので注意しましょう。
・固定資産税の課税対象になる可能性がある……?
固定資産税もサンルームのデメリットとしてよく指摘されます。
固定資産税は前回のブログ(ビルトインガレージの後付けや増築はどうすればいい? https://bookershome.jp/blog/column/162425でも解説していますが、サンルームを設置することで家の面積が増えたとみなされると、毎年払う固定資産税が増えてしまいます。
固定資産税が課される条件は、家屋(建物)の一部と判断された場合です。
そして以下の3つの要件を満たしていると、固定資産税の対象になってしまいます。
・土地に固定されており、かんたんに移動できない
・屋根と三方向以上の壁で囲まれ、外気や風を遮断している
・居住や保管などを目的とした用途を満たす機能がある
したがって、通常ならサンルームは固定資産税の対象となります。
⇒対策POINT
できるだけ固定資産税を減らしたければ、課税額は面積に比例するため、サンルームをコンパクトにすることです。
目的や使う頻度をしっかり想定して、必要な大きさや形状を考えましょう。
けれども一般的には、サンルームを設けたからといって、劇的に固定資産税が跳ね上がるわけではありません。
あまり税金を気にしすぎると、せっかくサンルームを設置したのに思い描いた暮らしが実現できない……ということもあるので、サンルームの設置に長けた建築会社に相談してみるとよいですよ。
また、テラス囲いのサンルームの場合は、外気・遮風において物置などと同じ扱いになるので、固定資産税の対象とならないこともあります。ただし、自治体によって判断がわかれることは留意しておきましょう。
■忘れてはいけない、サンルームにはこんなメリットがある!
サンルームのデメリットや解決方法をご紹介しましたが、あらためてサンルームのメリットをおさらいしておきましょう。
・天候に左右されず洗濯物を干せる
ガラスで囲われたサンルームは花粉や雨風を防げるのが特徴。最近はゲリラ豪雨など突然降ってくる雨に悩まされることが多々ありますが、サンルームなら慌てて洗濯物を取り込む必要もありません。
梅雨や冬場など室内干しをする場合、きちんとしたランドリールームがないと、どうしてもリビングで干すことになります。
そうするとLDKがいつもごちゃついて見えて、リラックスできません。
サンルームで洗濯物を干してカーテンやブラインドを閉めれば、視界から洗濯物をシャットダウンできます。
・第2の多目的なリビングとして使える
サンルームはひなたぼっこをしながら読書をしたり、趣味やくつろぎの場として使えます。その分、リビングにゆとりが生まれるので、LDKを整然と保つことができるでしょう。
サンルームは半屋外的空間で、そうじしやすい素材が使われているため、ペットをのびのび遊ばせたり、お子さんのプレイルームとして使ったりするのもいいですね。
・暑さや寒さからリビングを守ってくれる
リビングに面してサンルームを設置すると、サンルームが外に対する緩衝帯のような役割を果たします。夏の直射日光や冬の冷気からリビングを守ってくれるので、室内の冷暖房効率がよくなり、光熱費の節約も期待できますよ。
・リビングが広く感じられ、外からはゴージャスに見える
ガラス張りのサンルームがリビングの前にあると、室内が広々感じられます。光も多く入って明るくなり、庭の景色もワイドに見渡せるように。
さらに見た目にもおしゃれで、大きなガラス張りの空間があることで、ラグジュアリーな印象をもたらします。夜間にライトアップすると、いっそうゴージャスになりますよ。
■大工が設立した豊橋市のBooker's Homeは、柔軟で高い技術力に定評があります!]
失敗しないサンルームの設置のためにはこのようなデメリットを踏まえた上で、きちんと対策をとってくれる、施工実績が豊富な建築会社に依頼するのが確実です。
実際に手がけた経験に基づいて、的確なアドバイスと施工をしてくれるでしょう。
また、サンルームの設置は施工技術も問われるところ。
というのもサンルームは天井・壁がガラスを組み合わせた繋ぎ目が多い構造です。
雨水はこうした繋ぎ目から浸入して、放っておくと外壁の劣化も引き起こす可能性があるので、技術力に定評があるだけでなく、アフターメンテナンスもきちんとしてくれる建築会社に依頼すると安心です。
愛知県豊橋市を拠点に、東三河地区や静岡県西部でリフォーム・リノベーションや注文住宅を手がけるBooker's Homeは、棟梁大工が立ち上げた会社で、サンルームの施工を得意としています。
建築の内部構造と暮らしやすさを知り尽くしたプロが、ヒアリングから対応。あらゆるご要望にお応えできる柔軟な技術に定評があります。
また、サンルームを設置したいけれども今の庭が狭くて……とお悩みの場合でも、諦めずにぜひご相談ください。
たとえば、ウッドデッキやカーポートを撤去してサンルームを設置したり、既存の1室を解体してサンルームにすることも可能です。
まずは今の暮らしの不満や理想をざっくばらんに話してみませんか?
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サンルームの設置にご興味がある方は、お気軽にBooker's Homeにご相談ください。
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