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窓の断熱リフォームを行うときには、お得な補助金を上手に利用しましょう。環境省が交付している先進的窓リノベ2024事業補助金を使えば、住まいを快適に作り変えながら補助金を受け取れます。
今回の記事では、窓断熱リフォームの補助金について詳しく解説いたします。
■先進的窓リノベ2024事業とは?
先進的窓リノベ2024事業とは、環境省が実施する住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業の1つです。
この事業は、既存住宅の窓を高断熱窓に改修することで、エネルギー費用負担の軽減、健康で快適な暮らしの実現及び家庭からのCO2排出削減に貢献することを目的としています。
窓は、住宅の中でも最も熱の出入りが大きい部分です。夏には屋外の暑い空気が、冬場には凍えるような冷たい空気が、窓を伝ってダイレクトに室内に入り込んでしまいます。
夏の暑さや冬の寒さを和らげるために冷房や暖房を使うと、それだけエネルギーを多く消費してしまいうことになります。
窓から熱が伝わらないよう断熱リフォームを施せば、夏の暑さや冬の寒さにともなうお悩みを解消できます。窓断熱リフォームはエコにつながることから、環境省は補助金を設定して窓リフォームを積極的に促しているのです。
先進的窓リノベ2024事業の補助金は、あらゆる世帯を対象にしています。
ただし、対象となる工事の内容には制限があり、DIYなどで工事を行う場合は対象外となるため注意しましょう。
制度の対象となるのは、住宅の所有者がリフォーム事業者に発注し、契約したうえで実施するリフォーム工事に限られます。
過去の先進的窓リノベ事業補助金の範囲は窓のリフォームに限られていましたが、2024年事業ではドアも補助の対象となりました。ただしドアのリフォームを、窓と同一の契約で行う場合にのみ、補助の対象となります。
先進的窓リノベ2024事業補助金は、既存住宅であれば戸建て住宅であっても共同住宅や集合住宅であっても対象となります。ただしこちらの補助金はあくまでリフォーム工事のみを対象としており、新築物件に断熱窓などを導入するケースは対象外となっています。
■補助される金額はいくら?
先進的窓リノベ2024事業の制度をフル活用できた場合、補助の上限は一戸あたり最大200万円までとなります。
先進的窓リノベ2024で補助される金額は、建物の状態やリフォームの内容に応じて変わってきます。例えば建物が戸建てかマンションか、リフォームする窓のサイズが大きいか小さいかといった要素は、補助金の合計額を大きく左右します。
断熱工事には、ガラスのみを交換する方法や、内窓や外窓を取り付ける方法などが考えられます。これらの工法や断熱性能の高さも、補助金の金額に大きく影響します。
補助額は窓1か所ごとに設定されており、この最低金額が5万円、補助額の上限は一戸あたり200万円となっているのです。
リフォームにあたってどれくらいの補助金を受け取れるのかなど、詳しい内容が気になる方は専門のリフォーム業者に問い合わせてみましょう。
・ドアの扱いは窓と同じ
窓リノベ2024ではドアも補助の対象となっています。
ドアリフォームに関する補助金にはほかにも、国土交通省が実施している子育てエコホーム支援事業があります。しかしドアのリフォームでは多くの場合、こちらの補助金よりも先進的窓リノベ2024事業を使ったほうがお得になります。
ドアのリフォームをする際には、制度の条件を精査しておきましょう。例えば、補助金の対象となるドアのサイズ設定は、子育てエコホーム支援事業と先進的窓リノベ2024事業では異なります。
例えば、子育てエコホームでは1.8㎡以上のドアは「大サイズ」ですが、先進的窓リノベ2024事業では2.8㎡未満が「中サイズ」として扱われます。
ほかに気をつけたいポイントとして、ドア工事のみでは窓リノベ補助金の対象にはならない点をおさえておきましょう。また、玄関ドアについているガラスの交換のみのリフォームは補助金の対象外となります。
先進的窓リノベ2024事業の補助金を受け取るためには、窓のみ、または窓とドアの両方に断熱性アップのリフォームを施す必要があります。
補助金の条件が少し難しくなっているので、不明点があるときには業者に詳しく質問してみるのがおすすめです。
■申請の流れは?申請期間は?
先進的窓リノベ2024事業の申請を行うにあたってまず気をつけたいのは、誰が申請を行うのかというポイントです。
こちらの補助金は、工事を行う事業者が申請する必要があります。工事を発注する施主様が申請するわけではないという点に注意したいものです。
補助金を利用したいとお考えなら、リフォームやリノベーションの際に専門業者に詳しく相談しましょう。多くの工事を手掛けている経験豊富な業者を選べば、制度の利用申請をスムーズに進められるでしょう。
補助金の申請は、リフォームに関するすべての工事が完了したあとに行います。なお、申請方法はオンラインに限ります。
申請後には一定の審査があり、この審査で承認されると補助金はまず事業者の手元に振り込まれます。
事業者が受け取った補助金は、全額を工事発注者へ還元しなければなりません。補助金が支払われたときにどのように受け渡すのかを、事業者と発注者の間で取り決めておく必要があります。あとあとトラブルにならないよう、補助金の受け渡し方法を忘れずに相談しておきましょう。
先進的窓リノベ2024事業の申請ができる期間についても確認しておきたいものです。
補助金の対象となる工事は、着工が2024(令和5)年11月2日以降のものに限られています。これ以降に着工したリフォームやリノベーションであれば、補助金申請が可能です。
なお、専門事業者が補助金の申請を行うためには、あらかじめ事業者登録をしておかなければなりません。事業者登録ができる期間は令和6年(2025年)1月中旬以降となっています。ただし、過去の先進的窓リノベ事業の登録業者は、継続で登録することが可能です。
補助金を交付申請できるのは、令和6年(2024年)3月下旬~12月31日までの予定になっています。この期日までにすべての工事を完了させたうえで申請を行うのが補助の条件です。
なお、こちらの補助金は同年11月30日まで予約ができるようになっています。期日が定まっていないときには、まず予約をして予算を確保しておくとよいでしょう。
ただし、補助金の予算に到達し次第、早期であっても精度が終了してしまうので十分気をつけましょう。
今回の記事では、窓断熱リフォームの補助金制度について詳しくご紹介してきました。
この制度は、2024年3月中下旬から予算上限に達するまでの期間限定で実施されています。上限に達すると締め切られてしまうので、窓断熱リフォームをご検討中なら早めに申請することがおすすめです。
リフォームやリノベーションから、注文住宅の建築まで手掛けるBooker's Homeは、「先進的窓リノベ 事業」の登録事業者です。
当社では、現場の経験が豊富な棟梁が打ち合わせから対応しています。お客さまのご要望に合わせた最適な方法をご提案いたしますので、どんなリフォームやリノベーションを実現したいのか、ぜひ詳しい内容をご相談ください。