皆さんこんにちは。
愛知県豊橋市を拠点に、東三河地区や静岡県西部で戸建て注文住宅の建築やリフォーム・リノベーション、増改築工事などを手掛けているBooker's Home(ブッカーズホーム)です。
そろそろ湿気や暑さに悩まされる時期がやってきました。
気象庁によると、令和4年は観測史上においても稀な暑さだったそうです。
たしかに、思い出すだけでもうんざりするくらい暑かったですよね。
気象庁が発表した最新の3カ月予報でも、昨年に匹敵する「災害級の暑さ」となる可能性が高いそうです。
けれども暑くなるからと言われても、エアコンを買い替えるくらいしか手がないのでは?……こんな風に思われているのなら、ちょっとお待ちください。
実は、かんたんな窓の断熱リフォームで驚くほど夏が快適になるのです。
今回は夏だけでなく冬も快適に過ごせる、窓の断熱リフォームを紹介いたします。
■窓の断熱リフォームとは?
熱中症の緊急要請がもっとも発生する場所は、どこかご存じですか?
熱気がアスファルトからたちのぼる路上?
満員電車の中?
スポーツでにぎわう運動場?
……実は、トップは「住宅の中」なのです。
本来ならば守りの砦となってくれるはずの我が家なのに、そこがいちばん危ないなんて、なんのためにマイホームを建てたの?と困惑してしまいますよね。
そんな住宅内事故を防いでくれる有効な手立てが、窓・サッシの断熱リフォームです。
・窓・サッシの断熱リフォームの方法
窓・サッシの断熱リフォームの方法には2タイプあります。
まず一つは、窓とサッシそのものを断熱性・気密性の高いタイプに交換する方法。
もう一つは、今すでにある窓の内側にもう一枚窓を取り付ける、内窓(インナーサッシ)方式です。
ちなみにマンションなどの集合住宅において窓は、「共用部」に該当するため、窓の交換はできません。
戸建て住宅ならどちらの方法も選択できます。
ただ、室内から庭や外を見ることを考えると、サッシが二重になって見えるので、内窓方式よりも窓・サッシそのものを交換するほうがおすすめですよ。
もちろん内窓がNGというわけでもないので、おうちの状況やご予算に応じて、建築会社に相談するとよいでしょう。
■窓の断熱リフォームのメリットとは?
窓は、住まいの中で最も熱の出入りが多い場所です。
夏は熱の約7割が、冬場は熱の約5割が窓から流出すると言われています。
したがって、窓の断熱リフォームは住まいを快適にする効果大!
こんなメリットがあるんです。
・冷暖房費用が削減できる
いくら冷房をガンガン効かせても、窓の断熱性・気密性が低いとそのまま冷気が外に逃げてしまって、ちっとも涼しくなりません。
しかし窓の断熱リフォームをすると、窓が熱の出入りをシャットダウンしてくれます。
インナーサッシの場合は、既存の窓と内窓の間にワンクッション空気層ができて、断熱層として働いてくれます。
そして窓の断熱性・機密性が高いと、室内の冷気も逃げにくくなるので、エアコンが効きやすくなります。
したがって、光熱費の削減も期待できるというわけです。
・結露によるカビやダニの防止
結露とは、外と室内の温度差によって水蒸気が水に変わる現象のこと。
窓まわりに水滴が生じ、床やカーテンが濡れるとカビやダニの発生を招いてしまいます。
冬のイヤな風物詩のように思われている結露ですが、実は梅雨時や夏でも発生するので要注意です。
窓の断熱性が高ければ内外の温度差も少なくなるので、結露の発生も抑えられます。
・断熱リフォームは防音対策にも!
断熱性能の高い窓は、遮音性も高いことをご存じですか?
外の騒音が気にならなくなり、同時に、室内の音も外に漏れにくくなります。
子育て中でも、お子さんの声がご近所迷惑にならないか、ビクビクしなくても大丈夫。
音楽も思い切り楽しめて、室内が温度の面でも音の面でも快適になり、一石二鳥です。
・内窓は防犯対策にも効果的
侵入盗が住まいへ侵入する時の経路は、約5割強が窓と言われています(※)。
さらに侵入に5分以上要すると、侵入をあきらめる確率が高くなるというデータも。
したがって窓を2回開けなければならない内窓は、その存在自体が、侵入する気を挫いてくれます。
もちろん内窓ではなく窓・サッシを交換するリフォームの場合も、クレセント錠やサムターンなど、こじあけなければならない金物を見えるようにするだけで、侵入をためらわせることが可能です。
※警察庁 住まいる防犯110番
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_e_2.html
■窓の断熱リフォームで失敗しないコツ
とにかく窓さえ新しくすればOK!と飛びつくのは尚早です。
窓の断熱リフォームで失敗した……という声も。
ありがちな失敗談も知っておきましょう。
・DIYは厳禁!
間違っても窓だけ買って、DIYで取り付けよう……なんて思わないこと。
窓そのものの性能は高くても、ほんのわずかな隙間から空気が入ってきては、気密性が担保できないので、せっかくの断熱性能が台無しです。
・窓1枚だけ変えても効果は薄い
窓は熱の出入り口、と書きましたが、リビングの大きな窓1枚だけ変えても、ほかの窓から熱が出入りしては、せっかくリフォームしても快適な室内環境はつくれません。
家全体の窓を交換することがベストです。
もちろん、予算の都合で難しい……ということもあるでしょう。
その場合は、長い時間を過ごす場所を優先して、その部屋全体の窓を変えること。
また浴室に窓があるようなら、窓のサイズが小さくても断熱リフォームするのがおすすめ。
冬場のヒートショックを防ぐ効果が期待できます。
■世の中の断熱事情って、どうなっているの?
リフォームについて調べていると、やたらと断熱が謳われているけど、一体なぜ?と疑問に思われるかもしれません。
これは国が断熱性能を高めることで、省エネに舵を切っているからです。
省エネにすると室内が快適になるだけでなく、光熱費の削減が可能。
さらに住宅の寿命と、住まい手の健康寿命を伸ばすことができます。
そして2024年は省エネ住宅の分水嶺。
これまで省エネ基準における最高等級(ランク)が、来年2025年からは最低基準になるのです。
勝手にそんなこと言われても……と戸惑うかもしれませんが、そのために国は予算を投じて、補助金を設定しています。
引き上げられた省エネ基準がスタンダードになると、いずれ補助金も打ち切られる可能性があるので、窓の断熱リフォームを迷っているのなら、今やるのが得策です。
※補助金についてはこちらで詳説! 合わせてご覧ください
知らなきゃ損!2024年の窓断熱リフォームの補助金は最大〇〇万円!先進的窓リノベ 事業2024の概要と申請方法を解説
https://bookershome.jp/blog/column/166988
■窓の性能ってどう変わった?断熱リフォームの費用相場は?
・この20年で日本の窓は大進化
省エネ基準は時代とともに引き上げられてきた歴史があります。
また日本において窓は、2000年初頭までは1枚の「単板ガラス」でした。
しかし2004年あたりから2枚のガラスを組み合わせた「ペアガラス」が業界標準に。
さらに2013年には、ガラスに金属膜を塗布して外気温の影響を防ぐ「Low-E ガラス」が登場しています。
「Low-Eガラス」の断熱性能は単板ガラスの約3倍。
関東から南の比較的暖かい地域でも、主流となっています。
このほか、2枚のガラスの間に真空層を設けた「真空ガラス」というものもあります。
高性能な窓を用いるのは大前提ですが、あまりにもハイスペックにしてもお金がもったいないので、どのような窓を選ぶべきか、地元の気候風土を知り尽くした地域密着型の建築会社に相談しましょう。
・肝心のお金、どのくらいかかる?
さて、気になる断熱リフォームの費用相場について。
窓のサイズや性能にもよりますが、掃き出し窓(リビングに取り付けるような天井いっぱいの大きな窓)で、50〜60万円ほど。
建築会社の作業費や、窓の場所によっては足場代がかかります。
賢く補助金を活用したいですね。
■窓の断熱のリフォームは大工棟梁がいるBooker's Homeにお任せください!
窓・サッシの断熱リフォームは地元密着型のリフォーム・リノベーションに慣れた業者に相談を仰ぐのが得策です。
愛知県豊橋市を拠点に、東三河地区や静岡県西部で注文住宅の建築やリフォーム・リノベーションを手掛けるBooker's Homeでは、大工棟梁が打ち合わせから対応しております。
窓の断熱リフォームで補助金を活用するには、工事を手がける建築会社が「先進的窓リノベ 事業」の登録事業者であることが必要ですが、Booker's Homeは条件を満たしておりますので、ご安心を。
そしてくれぐれもお早めに!
補助金は予算が上限に達したら予告なく打ち切りになります。
現場を知り尽くした大工が、お客様のご要望に応じたきめ細やかな提案をいたしますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。
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