予算配分はどう決めるべき? 新築住宅を建てる際に気を付けたいポイント


新築住宅を建てる時は、どんな家にするか考えるだけでもワクワクするものです。しかし、あれこれ考えてデザインしたものの、思ったような家が作れないこともあります。どのような点に注意すれば、理想のマイホームを作り上げられるのでしょうか。ここでは、新築住宅を建てる際に気をつけたいポイントをご紹介します。



■まずは要望を整理し、「譲れないポイント」を見つけ出す



最初に行うべきなのは、家に対する要望を整理して優先順位をつけることです。以前の記事で(https://bookershome.jp/blog/reform/123412)リフォームの際の要望整理のコツをご紹介していますが、新築の際も要望整理が大切なのは変わりません。「ここだけは譲れない」というポイントをはっきりさせることで、メリハリの利いた家づくりが可能になるのです。


逆に、要望を整理しないまま家を建てると、理想からズレた家ができてしまいます。「家事動線を確保したかったのにデザインに重きを置いてしまった」「明らかに不要な空間や設備を造ってしまった」などという失敗談は少なくありません。家づくりはそう簡単にやり直しが利きませんから、しっかりとプランを練る必要があります。


そこで、まずは現状の不満を洗い出し、やりたいこと・実現したいことを考えてみましょう。「この設備は絶対に必要」「この部屋は最悪なくてもいい」と整理していけば、自分が家に求めているものがだんだん見えてくるはずです。もちろん、「譲れないポイント」は人によって違いますから、家族全員の意見を聞くようにしてください。



■予算配分を決める時は、優先順位をしっかり守ろう


要望が整理できたら、次は具体的な予算案を考えます。優先的に予算を配分しておきたいのは、もちろん「譲れないポイント」となった部分です。一方、譲っても構わない部分には、余分なお金をかけないよう注意しなければなりません。比較対象として、一般的な相場を知っておく必要もあるでしょう。


この考え方はリフォームでも同じなのですが、新築の際にはひとつひとつの費用が高額なため、感覚が麻痺して安く感じてしまう傾向にあります。オプションだけで数十万円に達しても、より高額な部分と比較して、「まあいいかこれくらい」となってしまいやすいのです。結果として、せっかく決めた優先順位から外れ、明らかに不要な設備を高額で購入してしまうこともあるかもしれません。


そのため、次から次へと予算配分を決めていくのではなく、時には一度立ち止まることも大切です。最初に整理した要望に立ち返って、「これは本当に必要なものか?」「数十万円もかける価値があるのか?」「優先順位を無視していないか?」と冷静に考えれば、予算配分のミスを防げるでしょう



■耐久性・安全性には十分な予算をかける



家に何を求めるかは、人によって異なります。ある人にとっては必要不可欠な部分が、別の人にはまったく必要ないこともあるでしょう。しかし、どのような人であっても十分な予算をかけなければならない部分もあります。それは、家の耐久性や安全性に関わる部分です。


どれだけ素敵で便利な家を作っても、地震や台風、火災などに弱ければ、命と財産が危険にさらされてしまいます。自然災害の多い日本では、特に重要な問題です。また、防犯性能が低ければ、空き巣などの被害にあいやすくなるでしょう。


そのため、不要なコストを削減したい時でも、耐久性や安全性に関わる費用は削ってはいけません。目先のコストだけを気にするのではなく、将来の生活を考えることが大切です。同じ理由で、初期費用だけでなくランニングコストを考慮し、太陽光発電システムや蓄電池などを取り入れてみてもいいでしょう。



愛知県豊橋市を拠点に、東三河地区や静岡県西部で注文住宅の建築やリフォーム・リノベーションを手掛けるBooker's Homeでは、お客様ひとりひとりの快適な暮らしのために、現場を知り尽くした大工が打ち合わせから対応いたします。どんなに小さなご相談でも承りますので、マイホームづくりをご検討中の方は、ぜひBooker's Homeまでご相談ください!