注文住宅のメリットは、何と言っても間取りやデザインを自分好みに自由にできること。
ただし自由度が高い分、要望が膨らみすぎて失敗してしまうことも。
今回は、注文住宅の間取りを設計するうえで、知っておきたいポイントをご紹介します。
■どんな家にしたいのか? スタートは要望整理から
家づくりのスタートは、要望整理から始まります。
どんな暮らしがしたいのか、どれだけ部屋数が欲しいのか。まずは新しい家でやりたいことをすべてリストアップしてみましょう。
部屋ごとに要望を書き出すと、考えがまとまりやすいですよ。
要望整理のコツについては以前にもご紹介しましたが(「リフォームを成功に導く要望整理のコツとは?」https://bookershome.jp/blog/reform/123412)、要望すべてを叶えるのは予算の関係で難しいこともあるので、「必ずやりたいこと」「できればやりたいこと」の二つにわけておくとようでしょう。
■インスタ映えに惑わされない
最近は住宅雑誌やCMはもとより、InstagramやPinterestなどSNSで情報収集をする方も多いことかと思います。
気に入ったイメージがあれば、キャプチャーなどで記録をとったり、スクラップブックにまとめて、見返せるように整理しておきましょう。
ただしインスタ映えする間取りが、必ずしも使い勝手がよいとは限りません。
たとえばオープンキッチンはリビング空間がスッキリして見えたり、家族でコミュニケーションをとりやすいメリットがありますが、匂いや音がリビング・ダイニングに漏れやすいというデメリットもあります。
また開放的な吹き抜けのLDKは、のびのびとして気持ちのよい分、冷暖房の効きが悪くなるので、断熱対策が必要です。
周囲が建て込んだ敷地の場合、近隣の視線が気にならないように2階リビングにしたのはよいけれども、買い物のたびに重い荷物を2階にあげなければならないのが負担、という声も。
イメージに憧れてつくったものの、実際住み始めたら暮らしにくくて……という失敗談は多々ありますので、大工棟梁など、工事の現場に携わる家づくりを熟知した業者に依頼するのが確実です。
■コロナ禍の今だからこそ、家に汚れを持ち込まない間取りに
ワクチン接種が進んでいるとはいえ、新型コロナウイルスが及ぼす影響は、まだ見通しがつきません。
したがって今、注文住宅を建てるのなら、清潔で健やかな暮らしを保てる間取りにしたいものです。
たとえば玄関を広めにとって、小さな手洗い場を造作するのもよいでしょう。
玄関を上がる前に手洗い・うがいができるだけでなく、来客があった場合も洗面所のようなプライベートな場所に他人を招き入れる必要もありません。
手洗い場は住み始めてしばらく経ってからつくりたくなっても、給排水管の関係でリフォームが大掛かりになってしまうので、新築時に計画するのがオススメです。
また衛生という観点で言えば、花粉やホコリなどをできるだけ家のなかに持ち込まないように、玄関にシューズインクロゼットを設けるのも一つの手です。
ベビーカーや自転車などをしまっておけるだけでなく、ハンガーパイプを取り付けておけば、帰宅してすぐにコートや上着を脱いでかけておけるので、家のなかに汚れを持ち込まずにすみます。
■風の道をつくって、新鮮な空気が流れる家に
さらには機械換気だけに頼らず、自然の風が気持ちよく抜ける間取りづくりを心がけましょう。
風をたくさん取り込もうと入口の窓を大きくするのなら、その出口となる窓も大きくしなければ、風は室内を流れてくれません。
また風通しは、圧力の差が大きいほど良くなります。下から上に風を流す高窓はその好例で、周辺の建物の影響を受けにくいメリットもあります。
愛知県豊橋市を拠点に、注文住宅やリフォーム、フロアコーティングを手がける「Booker's Home」は、家づくりを知り尽くした大工棟梁が打ち合わせから対応し、長く住み続けられるオンリーワンの家をつくります。
こだわりの注文住宅を建てたいとお考えの方は、ぜひ「Booker's Home」までご相談ください。