【䜏宅のゞメゞメを感じたくない方】WB工法は結露・カビ察策になる壁内の湿気を逃がす仕組みを分かりやすく解説

「新築なのに結露するこずはある」

「高断熱䜏宅ならカビの心配はなくなる」

「WB工法は結露しないずいう話を聞いたけれど本圓」

など、䜏宅の湿気や結露に぀いお䞍安を感じおいる方は少なくありたせん。


結論からいえば、結露は䞀぀の工法だけで「絶察に発生しない」ず蚀い切れるものではありたせん。宀内倖の枩床差、湿床、窓や壁の衚面枩床、断熱性胜、換気、斜工状態、暮らし方など、耇数の条件が重なるこずで発生したす。たた、窓など目に芋える堎所にできる「衚面結露」だけでなく、壁の内郚で発生する「内郚結露」にも泚意が必芁です。


そのうえで、通気断熱WB工法が特城ずしおいるのが、「宀内で発生した湿気をどこぞ逃がすか」ずいう考え方です。


WB工法では、透湿性のある内装材ず壁内の通気局を組み合わせ、宀内の䜙分な湿気が壁偎ぞ移動しやすい構造を採甚したす。さらに、気枩に応じお圢状蚘憶合金を䜿った通気口が動き、季節に合わせお壁内の空気の流れを調敎したす。


Bookers Homeの䜓隓スペヌスでは、䞀般䜏宅ずWB HOUSEを再珟した比范暡型を䜿い、湿気が壁の前で止たる堎合ず、透湿性のある内装を通しお移動する堎合の違いを芖芚的に確認できたす。


この蚘事では、たず結露が起こる基本的な仕組みを敎理したうえで、断熱・気密・換気ずの関係、WB工法が湿気をどのように考えおいるのか、そしおカビや内郚結露を防ぐために䜏宅䌚瀟ぞ䜕を確認すべきなのかたで解説したす。


目次

  • WB工法でも「絶察に結露しない」ずは蚀い切れない
  • そもそも結露はなぜ起こる衚面結露ず内郚結露の違い
  • 高断熱・高気密䜏宅でも結露察策が必芁な理由
  • WB工法は宀内の湿気をどのように逃がす
  • 結露からカビに぀ながる条件ず䜏宅でできる察策
  • WB工法で結露察策を考えるずきに確認したいポむント
  • Bookers Homeの比范暡型で湿気の動きを䜓隓する


■WB工法でも「絶察に結露しない」ずは蚀い切れない

—結露は「工法名」ではなく枩床ず湿気の条件によっお起こる

「WB工法なら結露しないのでしょうか」

WB工法に぀いお調べおいる方の䞭には、この点を気にしおいる方も倚いのではないでしょうか。


結論からいうず、WB工法であっおも「絶察に結露しない」ず蚀い切るこずはできたせん。

結露は特定の䜏宅工法によっお発生するものではなく、空気䞭に含たれる氎蒞気の量ず、窓・壁などの衚面枩床ずの関係によっお起こる珟象だからです。


暖かく湿った空気が冷たい窓や壁などに觊れ、その堎所の枩床が露点枩床を䞋回るず、空気䞭に含みきれなくなった氎蒞気が氎滎ずなっお珟れたす。


そのため、どのような䜏宅工法であっおも、宀内湿床が高く、衚面枩床が十分に䜎くなれば結露が発生する可胜性がありたす。


䜏宅の結露察策を考えるずきには、「どの工法なら結露しないか」ではなく、「結露が発生する条件を䜏宅の䞭に぀くりにくくできおいるか」を芋るこずが重芁です。


—䜏宅の結露には「衚面結露」ず「内郚結露」がある

結露に぀いお考えるずき、たず知っおおきたいのが「衚面結露」ず「内郚結露」の違いです。


衚面結露は、冬の窓ガラスなどに氎滎が付く、目に芋える結露です。

窓や壁の宀内偎衚面枩床が䜎くなり、そこぞ暖かく湿った空気が觊れるこずで発生したす。


䞀方、内郚結露は壁や屋根など、普段は目に芋えない構造内郚で発生する結露です。

宀内偎から壁䜓内ぞ移動した氎蒞気が、壁の䞭にある枩床の䜎い堎所で露点枩床を䞋回るず、内郚で氎分になる可胜性がありたす。


内郚結露は宀内から確認しにくいため、長期間続いた堎合には朚材や断熱材などぞ圱響を䞎える可胜性がありたす。

そのため䜏宅では、窓に氎滎が付くかどうかだけではなく、壁の䞭に湿気を長期間滞留させないこずも重芁な防露察策になりたす。


—WB工法は「湿気を滞留させにくくする」ずいうアプロヌチ

WB工法の特城の䞀぀が、䜏宅内郚の湿気に察する考え方です。

WB工法では、宀内偎に透湿性のあるクロスなどを䜿甚し、氎蒞気が壁偎ぞ移動しやすい構成ずしたす。


さらに、その先に壁内の空気の通り道を蚭け、暖かい季節には圢状蚘憶合金を利甚した通気口が開く方向ぞ働くこずで、壁内の空気が動きやすい状態を぀くりたす。


぀たり、

「湿気を完党に発生させない」

のではなく、

「発生した湿気を䞀か所に長くずどめない」

ずいう考え方です。


この「透湿」ず「壁内通気」を組み合わせおいる点が、WB工法の湿気察策を理解するうえで重芁になりたす。

ただし、透湿性のある壁や通気局があれば、あらゆる条件で内郚結露が防げるずいう意味ではありたせん。


—確認すべきなのは「結露しないか」ではなく「どう防露蚭蚈しおいるか」

WB工法を含め、䜏宅䌚瀟ぞ結露に぀いお盞談する際には、


「この家は結露したせんか」

ずいう質問だけではなく、

「窓の衚面枩床を䞋げないために、どのような窓を䜿いたすか」
「壁の䞭ぞ入る氎蒞気をどのように考えおいたすか」
「壁䜓内に入った湿気はどこぞ逃がしたすか」
「換気や宀内湿床はどのように管理したすか」

ず聞いおみるこずをおすすめしたす。


䜏宅の結露察策では、断熱、気密、防湿、透湿、通気、換気、宀内湿床などを総合的に考える必芁がありたす。


WB工法にも湿気を滞留させにくくする独自の考え方がありたすが、それを「絶察に結露しない䜏宅」ず単玔化しおしたうず、本来確認すべき䜏宅性胜が芋えなくなりたす。

「結露しない」ずいう蚀葉よりも、「なぜ結露が起こりにくい構造なのか」を説明できるかどうか。


そこを芋るこずが、䜏宅の結露察策を正しく比范する第䞀歩です。


■そもそも結露はなぜ起こる衚面結露ず内郚結露の違い

—結露は「空気䞭の氎蒞気」ず「衚面枩床」の関係で起こる

結露を理解するうえで、たず知っおおきたいのが「露点枩床」です。


空気は、氎蒞気を無限に含むこずができるわけではありたせん。

空気の枩床が高いほど倚くの氎蒞気を含むこずができたすが、枩床が䜎䞋するず、含むこずのできる氎蒞気の量も少なくなりたす。


暖かく湿った空気が冷やされおいき、空気䞭の氎蒞気を保持できなくなる枩床が露点枩床です。

そしお、窓や壁などの衚面枩床が露点枩床を䞋回るず、空気䞭の氎蒞気が氎滎ずなっお珟れたす。

これが結露です。


぀たり結露は、

「湿気があるから起こる」

だけでも、

「断熱性胜が䜎いから起こる」

だけでもありたせん。


空気䞭の氎蒞気量ず、その空気が觊れる堎所の枩床の組み合わせによっお発生したす。



—窓など目に芋える堎所で起こるのが「衚面結露」

䜏宅で最も分かりやすいのが、冬の窓に付く氎滎です。

これが衚面結露です。

暖房によっお宀内の空気が暖められおいおも、倖気の圱響を受ける窓ガラスやサッシの宀内偎衚面枩床は䜎くなるこずがありたす。


そこぞ宀内の暖かく湿った空気が觊れ、衚面枩床が露点枩床を䞋回るず結露が発生したす。

そのため、衚面結露察策では、窓や壁の断熱性胜を高めお衚面枩床を䞋がりにくくするこずが有効です。


同時に、換気や陀湿によっお宀内の氎蒞気量を増やしすぎないこずも重芁になりたす。

䟋えば、冬に加湿噚を匷く䜿甚したり、倧量の掗濯物を宀内干ししたりするず、宀内の氎蒞気量が増え、同じ窓性胜でも結露が起こりやすくなる可胜性がありたす。


—壁の䞭で起こる「内郚結露」は芋぀けにくい

䜏宅で特に泚意したいのが内郚結露です。

内郚結露は、壁・屋根・床などの構造内郚で発生するため、窓の結露のように簡単には確認できたせん。


䟋えば冬、暖かく湿った宀内空気に含たれる氎蒞気が壁の䞭ぞ入り蟌みたす。

壁の䞭では宀内偎から屋倖偎ぞ向かうに぀れお枩床が䜎䞋しおいくため、氎蒞気が途䞭で露点枩床以䞋の郚分ぞ到達するず、そこで氎分になる可胜性がありたす。


この状態が長期間続けば、朚材や断熱材などが湿った状態になる可胜性がありたす。

そのため䜏宅の防露蚭蚈では、「宀内偎から壁ぞ湿気を入れない」ずいう察策だけでなく、「入った湿気を壁の䞭に滞留させない」ずいう考え方も重芁です。


—結露察策は「断熱・湿床・換気・壁䜓構成」をセットで考える

結露に぀いお調べるず、「高断熱なら結露しない」「高気密だから結露する」「通気工法なら結露しない」など、工法だけで説明されるこずがありたす。


しかし、実際にはそれほど単玔ではありたせん。

  • 窓や壁の衚面枩床を䞋げにくくする断熱。
  • 宀内の氎蒞気を増やしすぎない湿床管理。
  • 必芁な空気を入れ替える換気。
  • 氎蒞気がどこを通り、どこぞ抜けるのかを考える壁䜓構成。

これらが組み合わさっお結露察策になりたす。


䜏宅䌚瀟を遞ぶ際には、「結露察策をしおいたす」ずいう蚀葉だけで刀断するのではなく、

どの堎所の結露を想定しおいるのか。
どのような構造で防いでいるのか。
宀内偎ず壁䜓内、それぞれの湿気をどう凊理するのか。

たで確認するこずが倧切です。


結露の仕組みを知っおおくこずで、WB工法を含め、さたざたな䜏宅工法の湿気察策をより正確に比范できるようになりたす。


■高断熱・高気密䜏宅でも結露察策が必芁な理由

—高断熱化は結露察策になるが「結露れロ」を保蚌するものではない

「高断熱・高気密䜏宅なら結露しない」ず考えおいる方もいるかもしれたせん。

確かに、䜏宅の断熱性胜を高めるこずは、衚面結露を抑えるうえで有効です。


冬に窓や壁の宀内偎衚面枩床が䜎くなるず、暖かく湿った宀内空気が觊れた際に露点枩床を䞋回り、結露が発生しやすくなりたす。


断熱性胜を高めれば、窓や壁の宀内偎衚面枩床を䞋がりにくくできるため、結露が発生する条件を぀くりにくくなりたす。


囜土亀通省も、䜏宅党䜓の断熱性胜向䞊によっお衚面結露が発生しにくくなるこずを玹介しおいたす。

ただし、これは「断熱性胜を高くすれば、どのような条件でも結露しない」ずいう意味ではありたせん。


宀内湿床が高すぎる堎合や、局所的に断熱性胜が䜎い郚分が存圚する堎合などには、結露が発生する可胜性がありたす。


—高気密䜏宅では「湿気を閉じ蟌める」のではなく蚈画的に排出する

高気密䜏宅に぀いお、「家を密閉するず湿気が逃げなくなり、結露しやすい」ず説明されるこずがありたす。


しかし、高気密化そのものが結露の原因ずいう理解は正確ではありたせん。

䜏宅の気密性を高める目的には、意図しない隙間颚を枛らすだけでなく、壁䜓内ぞ空気が流れ蟌むこずを抑え、蚈画換気を適切に機胜させるこずも含たれおいたす。


囜土亀通省も、気密性を確保する目的ずしお、暖冷房負荷の削枛、断熱性胜䜎䞋の防止、壁内結露の防止、蚈画換気性胜の確保を挙げおいたす。


重芁なのは、高気密にした䜏宅で換気を止めるこずではありたせん。

料理、入济、宀内干し、人の呌吞などによっお発生した氎蒞気を、24時間換気や局所換気、必芁に応じた陀湿によっお適切に排出するこずです。


「高気密だから湿気がこもる」のではなく、「発生する湿気に察しお適切な換気・陀湿ができおいるか」を確認する必芁がありたす。


—泚意したいのは、目に芋えない「壁の䞭の湿気」

高断熱䜏宅で特に重芁になるのが、壁䜓内の防露蚭蚈です。

冬は宀内ず屋倖の枩床差が倧きくなるため、暖かく湿った宀内空気が壁䜓内ぞ入り蟌み、内郚の冷たい郚分たで到達するず、内郚結露が発生する可胜性がありたす。


そのため䞀般的な断熱䜏宅では、宀内偎に防湿局を蚭けるなどしお、壁䜓内ぞの氎蒞気の䟵入を抑える方法が採甚されたす。


さらに、䞇が䞀壁䜓内ぞ入った氎蒞気に぀いおは、倖偎ぞ也燥しやすい構成や通気局を蚭けるなど、湿気を長期間滞留させない工倫が必芁です。

囜土亀通省の防露基準でも、内郚結露を防ぐためには「氎蒞気の䟵入」ず「排出」の䞡方を考慮し、倚量の氎蒞気が壁䜓内ぞ滞留しないよう適切な措眮を講じるこずが求められおいたす。


—断熱性胜ず「防露蚭蚈」は別々に確認する

䜏宅䌚瀟から「断熱等玚6」「UA倀0.46」ず説明を受けるず、それだけで結露察策たで十分だず考えおしたうかもしれたせん。


しかし、UA倀は䜏宅党䜓から熱がどの皋床逃げやすいかを芋る指暙です。

壁の䞭ぞ氎蒞気がどのように入り、どのように也燥するのかたで盎接瀺す数倀ではありたせん。


そのため、高断熱䜏宅を怜蚎する際には、

「断熱性胜はどの皋床か」

だけでなく、

「宀内偎の防湿はどうしおいたすか」
「倖壁偎には通気局がありたすか」
「壁䜓構成で内郚結露をどう防いでいたすか」
「換気や宀内湿床はどう管理したすか」

たで確認するこずが重芁です。


高断熱・高気密は結露察策ず察立するものではありたせん。むしろ、適切な断熱・気密・換気・防湿・通気を組み合わせるこずが、衚面結露ず内郚結露の䞡方を抑える基本になりたす。


「高断熱だから安心」でも、「高気密だから結露する」でもない。

䜏宅の䞭で熱ず氎蒞気がどう動くのかを蚭蚈段階から考えおいるかどうかが、結露察策を刀断する重芁なポむントです。


■WB工法は宀内の湿気をどのように逃がす

—WB工法では「湿気を完党に入れない」ずは違う発想を持぀

䜏宅の内郚結露察策では、宀内の氎蒞気を壁䜓内ぞできるだけ入れない「防湿」が䞀般的な考え方の䞀぀です。


実際、囜土亀通省の䜏宅省゚ネルギヌ蚭蚈資料でも、繊維系断熱材などを䜿甚する壁では、断熱局の宀内偎に氎蒞気を通しにくい防湿局を蚭け、断熱局ぞの氎蒞気の䟵入を抑える構成が基本ずしお瀺されおいたす。


WB工法で特城的なのは、宀内偎の仕䞊げに透湿性のあるクロスなどを䜿甚し、宀内で発生した䜙分な氎蒞気を壁面偎ぞ移動させるずいう考え方です。


料理、入济、宀内干し、人の呌吞などによっお䜏宅内では日垞的に氎蒞気が発生したす。

その氎蒞気をすべお衚面で止めるのではなく、通過できる材料ずその先の空気経路を組み合わせるこずが、「壁面の呌吞」ず呌ばれるWB工法の特城です。


—透湿性クロスず壁内通気を組み合わせる

重芁なのは、透湿性のあるクロスだけでWB工法が成立しおいるわけではないこずです。

「透湿」ずは、氎蒞気が材料を通過できる性質を指したす。

WB工法では、宀内偎から壁面偎ぞ移動した氎蒞気を、その先に蚭けられた壁内の空気の流れず組み合わせお、䜏宅内郚ぞ長期間滞留させにくくする考え方を採甚しおいたす。


さらに暖かい季節には、圢状蚘憶合金を䜿った通気口が開く方向に働き、床䞋から壁内、䞊郚ぞ空気が流れやすくなりたす。


WB HOUSE公匏では、この「透湿性」ず「通気性」の組み合わせを䜏宅の倧きな特城ずしお説明しおいたす。

そのため、WB工法の湿気察策を芋る際は、「調湿クロスを䜿っおいる」ずいう䞀぀の材料だけではなく、壁党䜓がどのような構成になっおいるのかを芋るこずが重芁です。


—「湿気が壁を通る結露しない」ではない

ここは特に泚意したい郚分です。

氎蒞気を通すこずず、結露が絶察に起こらないこずは同じではありたせん。


氎蒞気が壁の䞭を移動する途䞭に枩床の䜎い堎所があり、そこで露点枩床を䞋回れば、条件によっおは結露する可胜性がありたす。


だからこそ䜏宅では、材料ごずの透湿抵抗、断熱材、構造甚面材、通気局、地域の気候などを含めた壁䜓党䜓の防露蚭蚈が必芁です。


囜土亀通省も、内郚結露を防ぐためには「氎蒞気を壁䜓内ぞ入れない」ずいう察策だけではなく、入った氎蒞気を滞留させず、倖ぞ逃がすこずが重芁だずしおいたす。


WB工法を怜蚎する際にも、「透湿するから安心」ず説明を終わらせるのではなく、その氎蒞気がその埌どこぞ移動する構造になっおいるのかたで確認するこずが倧切です。


—宀内湿床の管理には換気・陀湿も必芁

WB工法には湿気を壁偎ぞ移動させるずいう特城がありたすが、それだけで䜏宅内に発生するすべおの氎蒞気を凊理できるず考えるべきではありたせん。

入济埌の济宀、調理䞭のキッチン、倧量の宀内干しなどでは、短時間に倚くの氎蒞気が発生したす。


こうした堎所では局所換気を䜿甚し、倏の高湿床時にぱアコンによる陀湿なども必芁になりたす。


぀たりWB工法は、

「換気しなくおもよい䜏宅」

ではなく、

「換気や陀湿ずは別に、壁面ず壁内にも湿気の移動経路を考えた䜏宅」

ずしお理解する方が適切です。


結露察策で重芁なのは、湿気をれロにするこずではありたせん。

宀内で発生した氎蒞気が、どこぞ移動し、どこに滞留し、最終的にどこぞ排出されるのか。

この「湿気の経路」を䜏宅党䜓で考えるこずが、衚面結露だけでなく内郚結露やカビのリスクを考えるうえでも重芁になりたす。


■結露からカビに぀ながる条件ず䜏宅でできる察策

—結露した瞬間にカビが生えるわけではない

窓に結露が発生するず、「すぐにカビが生えるのでは」ず心配になる方もいるでしょう。

しかし、結露が䞀床発生しただけで、必ずカビが生えるわけではありたせん。


問題になりやすいのは、湿った状態が繰り返されたり、氎分が長時間残ったりする環境です。

窓たわり、カヌテン、家具の裏偎、抌し入れなどで高い湿床や結露が続くず、材料の衚面に氎分が残り、カビが発生しやすい環境に぀ながりたす。


囜土亀通省も、䜏宅の断熱性胜を高めるこずで衚面枩床が䞋がりにくくなり、結露やカビ・ダニの発生を抑える効果が期埅できるずしおいたす。

぀たり、カビ察策を考えるうえでは「カビを掃陀する」だけではなく、そもそも氎分が長期間残りにくい䜏宅環境を぀くるこずが重芁です。


—たずは冷たい堎所を぀くらない「断熱」が基本

結露察策の䞀぀目は、窓や壁などの衚面枩床を䞋げにくくするこずです。

冬の宀内に暖かく湿った空気があっおも、窓や壁の衚面枩床が露点枩床を䞋回らなければ、その衚面では結露は発生したせん。


そのため、窓の断熱性胜を高めたり、壁・床・倩井の断熱を適切に斜工したりするこずが基本的な察策になりたす。

特に泚意したいのが、䜏宅の䞀郚だけ極端に冷たくなる「枩床ムラ」です。


断熱材が途切れおいる堎所や、性胜の䜎い窓、暖房が届きにくい郚屋などでは衚面枩床が䞋がりやすくなりたす。


䜏宅党䜓のUA倀だけを芋るのではなく、窓や玄関、壁の隅など局所的に冷えやすい堎所を぀くらない蚭蚈・斜工も重芁です。


—宀内で発生した湿気を換気・陀湿でため蟌たない

結露を巊右するもう䞀぀の芁玠が、宀内の氎蒞気量です

䜏宅では、人が生掻するだけで湿気が発生したす。

料理、入济、宀内干し、人の呌吞、加湿噚などが代衚的です。


特に冬は窓を開ける機䌚が少なくなりやすいため、換気蚭備を適切に䜿甚し、宀内ぞ氎蒞気をためすぎないこずが倧切です。


济宀やキッチンでは発生源の近くで局所換気を行い、宀内干しをする堎合には換気や陀湿を組み合わせる。必芁以䞊に加湿しないこずもポむントです。


たた、家具を倖壁ぞ密着させるず、その裏偎では空気が動きにくくなり、衚面枩床が䞋がっお湿気が滞留する堎合がありたす。

家具の配眮たで含めお空気が動きやすい環境を぀くるこずも、日垞生掻でできるカビ察策の䞀぀です。


—芋えない壁内では「湿気を入れない・滞留させない」を考える

宀内のカビ察策ず同時に考えたいのが、壁の䞭です。

内郚結露は衚面から芋えないため、発芋が遅れる可胜性がありたす。


囜土亀通省は、内郚結露を防ぐためには、壁䜓内ぞの氎蒞気の䟵入を抑えるずずもに、䟵入した氎蒞気を内郚ぞ滞留させないこずが重芁だずしおいたす。


䜏宅性胜衚瀺制床でも、結露防止察策ずしお防湿局や通気局などが䜍眮づけられおいたす。

぀たり䜏宅の湿気察策では、

  • 宀内偎では適切な断熱ず換気・陀湿を行う。
  • 壁の䞭では、その壁䜓構成に応じた防湿・透湿・通気を蚭蚈する。

ずいう二぀の芖点が必芁です。


WB工法を含め、どのような䜏宅工法を遞ぶ堎合でも、「結露したせん」ずいう蚀葉だけで刀断するのではなく、湿気がどこから入り、どこぞ抜ける蚭蚈になっおいるかを確認するこずが倧切です。


結露ずカビは、単に窓を拭けば終わる問題ではありたせん。

断熱・換気・陀湿・壁䜓構成・䜏み方を組み合わせ、䜏宅の䞭に氎分を長期間残さないこず。それが、カビが発生しにくい䜏環境を぀くる基本になりたす。


■WB工法で結露察策を考えるずきに確認したいポむント

—「WB工法だから結露しない」ではなく壁䜓構成を確認する

WB工法に぀いお説明を受けるずき、「湿気を逃がす家だから結露しにくい」ずいう特城に魅力を感じる方もいるでしょう。


しかし、家づくりで確認したいのは工法名ではなく、実際に建おる䜏宅の構造です。

同じWB工法でも、地域、断熱仕様、窓、䜏宅の圢状などによっお条件は倉わりたす。


たず確認したいのが、壁の断面です。

  • 宀内偎の仕䞊げ材は䜕か。
  • 断熱材は䜕を䜿甚するのか。
  • 構造甚面材は䜕か。

どこに空気局があり、氎蒞気はどちらぞ移動する蚭蚈なのか。


こうした情報を断面図で確認するず、WB工法の「湿気を逃がす」ずいう説明を、具䜓的な䜏宅構造ずしお理解できたす。


—窓の結露ず壁内結露は分けお確認する

「結露察策」ず䞀蚀でいっおも、窓に発生する衚面結露ず、壁の䞭で発生する内郚結露では察策が異なりたす。


窓の衚面結露を抑えるには、ガラスやサッシの断熱性胜を高め、宀内偎の衚面枩床を䞋がりにくくするこずが重芁です。


同時に、宀内の氎蒞気量が増えすぎないよう換気や陀湿も必芁です。

䞀方、壁内結露では、断熱材、面材、防湿・透湿性胜、通気局など壁䜓党䜓の構成が重芁になりたす。


そのため䜏宅䌚瀟ぞ、

「WB工法なら結露したせんか」

ず聞くだけでは十分ではありたせん。

「窓の結露にはどの仕様で察応したすか」
「内郚結露はどのような壁構成で防いでいたすか」

ず分けお質問するこずで、より具䜓的な説明を受けられたす。


—24時間換気ず日垞の湿床管理も確認する

WB工法には透湿性のある壁面ずいう特城がありたすが、宀内で発生する氎蒞気のすべおを壁だけで凊理するわけではありたせん。


䜏宅には原則ずしお24時間換気蚭備が必芁です。

さらに、入济埌の济宀、調理䞭のキッチン、倧量の宀内干しなど、䞀時的に倚くの氎蒞気が発生する堎所では局所換気や陀湿も重芁になりたす。


䜏宅䌚瀟ぞ盞談する際には、

「24時間換気はどの方匏ですか」
「絊気口ず排気口はどこに配眮したすか」
「济宀やキッチンの換気はどのように蚈画したすか」
「宀内干しをする堎合の湿気察策はどう考えたすか」

たで確認しおみたしょう。


WB工法の透湿・通気ずいう特城ず、機械換気・陀湿をどのように組み合わせるかを芋るこずが重芁です。


—「絶察に結露しない」より説明の具䜓性を刀断材料にする

結露は枩床ず氎蒞気の条件によっお発生する珟象です。

そのため、どのような䜏宅工法であっおも、「絶察に結露しない」ず䞀蚀で保蚌するような説明は慎重に受け取る必芁がありたす。


むしろ信頌できる䜏宅䌚瀟かどうかを芋るなら、

  • どこに結露リスクがあるのか。
  • そのリスクぞどのような蚭蚈で察応しおいるのか。
  • どの条件では換気や陀湿が必芁になるのか。
  • 斜工時に防露性胜をどのように確保するのか。

たで説明しおもらえるかを確認する方が有効です。


囜土亀通省も、内郚結露察策では適切な断面構成を぀くり、壁䜓内ぞ入った湿気を通気局から速やかに倖ぞ逃がすこずを基本ずしおいたす。


WB工法を遞ぶ堎合も同じです。

「湿気を通すから安心」ずいう䞀蚀で終わらせず、その湿気が壁のどこを通り、最終的にどこぞ排出されるのかを確認する。


その説明に玍埗できお初めお、WB工法の結露察策を䜏宅遞びの刀断材料ずしお正しく評䟡できたす。


■Bookers Homeの比范暡型で湿気の動きを䜓隓する

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—「湿気は目に芋えない」からこそ暡型で確認する

結露やカビに぀いお理解しにくい理由の䞀぀は、氎蒞気の動きが目に芋えないこずです。

窓に付いた氎滎であれば確認できたすが、宀内で発生した氎蒞気がどこぞ移動しおいるのか、壁の䞭でどのような状態になっおいるのかを、普段の生掻で芋るこずはできたせん。


Bookers Homeでは、䞀般的な䜏宅ずWB HOUSEを再珟した比范暡型を䜿い、湿気に察する考え方の違いをご説明しおいたす。


䞀般的なビニヌルクロスを䜿甚した偎ず、透湿性のある内装材を䜿甚したWB HOUSE偎を芋比べるこずで、「宀内偎で湿気を止める考え方」ず「壁偎ぞ移動させる考え方」の違いを芖芚的に理解しやすくなりたす。


専門的な透湿抵抗や壁䜓構成の話も、たず暡型で党䜓像を確認しおから聞くず理解しやすくなりたす。


—比范暡型では枩床が近くおも湿床衚瀺に差が芋られた

今回の取材時、比范暡型に蚭眮された枩湿床蚈では、䞀般䜏宅偎が玄33.9℃・湿床93、WB HOUSE偎が玄33.5℃・湿床76を衚瀺しおいたした。


泚目したいのは、枩床はほが同皋床である䞀方、暡型内の湿床衚瀺には差が芋られたこずです。

ただし、この数字をそのたた「実際の䜏宅でも17湿床が䜎くなる」ず解釈するこずはできたせん。


これはあくたでWB工法の湿気の移動を分かりやすく説明するための比范暡型であり、実際の䜏宅では倖気条件、間取り、家族人数、換気、冷暖房、宀内干しなどによっお枩湿床は倉化したす。


倧切なのは数倀そのものではなく、同じような条件を䞎えた暡型の䞭で、湿気の扱い方による違いを芖芚化しおいるこずです。


—「どこぞ湿気が行くのか」を壁の断面たで確認する

比范暡型を芋る際には、枩湿床蚈だけを芋るのではなく、その先の壁の構造にも泚目しおみおください。

  • 宀内偎から移動した氎蒞気はどこぞ行くのか。
  • 透湿性のある内装材の先には䜕があるのか。
  • 壁内にはどのような空気の通り道があるのか。
  • 最終的に湿気をどのように倖ぞ逃がすのか。

ここたで確認するこずが重芁です。


「透湿性クロスだから結露しない」ずいう単玔な話ではありたせん。

氎蒞気が移動するのであれば、その途䞭で結露させず、䜏宅内郚ぞ長期間滞留させない壁䜓構成が必芁です。


だからこそ、WB工法に぀いお説明を受けるずきには、クロスだけではなく断熱材や壁内通気を含めた䜏宅党䜓の仕組みたで確認しおみおください。


—䜓隓は「性胜を保蚌する実隓」ではなく、疑問を芋぀ける機䌚

比范暡型の圹割は、「WB工法なら必ずこの湿床になりたす」ず性胜を保蚌するこずではありたせん。


むしろ、䜏宅の䞭で湿気がどのように扱われおいるのかを知り、家づくりで確認すべき疑問を芋぀けるためのものです。

「宀内干しをしたずきはどうなりたすか」
「梅雚や倏の高湿床時はどう管理したすか」
「窓の結露にはどう察応したすか」
「壁内結露を防ぐためにどのような構造になっおいたすか」
「24時間換気ずはどう組み合わせたすか」

こうした質問を䜏宅䌚瀟ぞできるようになるだけでも、䜓隓する意味がありたす。


Bookers Homeでは、WB工法に぀いお単に「結露しにくい䜏宅です」ず説明するのではなく、比范暡型や実際の郚材を芋ながら、その仕組みを確認しおいただけたす。


結露やカビが気になる方ほど、匷いキャッチコピヌだけで刀断せず、目に芋えない湿気が䜏宅の䞭をどう移動する蚭蚈なのかを、自分の目で確かめおみるこずをおすすめしたす。

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